（アマケンタワーの電脳）
サバタ：「ライマー、ここまでだ…」
ライマー：「ウヌヌヌ…」
スバル：「ＦＭ星人か！？」
スバル：「に、人間…！？」
ライマー：「スキあり！！」
スバル：「き、消えた…」
サバタ：「お前は この世界の人間か？」
スバル：「う、うん…」
サバタ：「とんだ 邪魔をしてくれたな……」
スバル：「え…」
スバル：「ッてことは キミは 別の世界から
偶然やってきた ヴァンパイアハンターで、
さっきのは ヴァンパイア それも、人間を食糧にしか 思っていない
危険な ヤツだったなんて…」
サバタ：「お前さえ 現われなければ しとめられていたものを」
スバル：「ゴ、ゴメン…ボク、何てことしちゃったんだ
サバタ、ボクにも 協力させてよ！」
サバタ：「フン、もとよりそのつまりだ ライマーが 力を 蓄える前に 見つけないと
厄介なことになるからな」
スバル：「で、ボクは 何をすればいい？」
サバタ：「オレは ライマーを探す
お前には ある男を 探してほしい」
スバル：「ある男？」
サバタ：「ヴァンパイアを 倒す 太陽銃を 持つ者…
…名を ジャンゴと言う」
スバル：「…ジャンゴ」
サバタ：「ジャンゴの ことだ…
人びとが 集まって、太陽の よくあた場所にでも あるに違いない…
どこかの 屋上とかな…
頼んだぞ」
スバル：「う、うん！！」
（１０３デパートの屋上の電波）
スバル：「あの…もしかして、キミが ジャンゴ…？」
ジャンゴ：「えっ…うん、キミ、この世界の人間だよね？
何で ボクのことを 知ってるの？」
スバル：「えっと、ボクは ロックマン…
実は サバタに 頼まれて、キミを 探しに来たんだよ」
サバタ：「えっ！？ サバタに？
…そうだ、ライマーは どうなったんだろう…」
スバル：「あ、そのことなんだけど…
ボクのせいで、ライマーってヤツを 逃がしちゃったんだ
それで、サバタは ライマーを 追跡するって」
ジャンゴ：「それで、キミは ボクを 探しに来たってワケか
………」
スバル：「…どうしたの？」
ジャンゴ：「実は、ボクの武器、太陽銃の エネルギーが 殆どないんだ
エネルギーを チャージするのに もう少し時間がかかるんだ
……ハッ！！」
スバル：「ど、どうしたの！？」
ジャンゴ：「ライマーの 気配だ！！
…海の 方だ…大きな アンテナのイメージが 見える…
クソッ、太陽銃は まだ 使えないし…」
スバル：「ジャンゴ、ボクに任せて！
ライマーの 居場所は 心当たりがあるから、ボクが ライマーを食い止めておく」
ジャンゴ：「ゴメン！ 太陽銃の 準備ができたら すぐにかけつけるよ！！」
（廃棄物の電脳３）
スバル：「サバタ！！」
サバタ：「ハァハァ…ロックマン…
だ、大丈夫！？」
ライマー：「何だ 貴様は…
新手のヴァンパイアハンターか？
フン、コバエが 何匹 集まろうが 今のワタシを 倒すことはできん」
ロック：「ヤツが 辺境伯ライマーらしいな…
どうやら このエリアの持つ 炎の力を 吸収して やがるみたいだぜ…」
サバタ：「なるほど…どうりで いぜんより パワーが増しているはずだ
ロックマン、ジャンゴは見つかったのか…？」
スバル：「うん、見つけたんだけど…
太陽銃の エネルギーを 貯めるのに、時間が かかるらしいんだ
ジャンゴが 来るまで、ボクたちだけで 食い止めなきゃ…」
サバタ：「やむをえん…
ロックマン、オレが あいずしたら
一瞬でいい、ヤツにスキを 作ってくれ」
ロックマン：「…うん！」
ライマー：「何を ゴチャゴチャ言っている どんな さくを ろうしようが、
お前たちに ワタシを 倒すことはできん！！」
サバタ：「今だ！！」
スバル：「うん！！」
ライマー：「ヌゥッ、ちょこざいなっ！！」
サバタ：「暗黒剣 ヴァナルガンド！！
ハァッ！！」
サバタ：「な、何…？」
ライマー：「痒いな…
いいか、攻撃とは こうするのだ！！」
スバル：「な、何て パワーだ…」
サバタ：「ク、クソ…」
ライマー：「ワタシに あだなす ヴァンパイアハンターたちよ
串刺しに してやるわ！！」
スバル：「カ、体が 動かない…！」
ライマー：「さらばだ、サバタ！！ そして 青き戦士よ！！」
ライマー：「ぬぅっ！？」
ジャンゴ：「お待たせ！！」
ライマー：「クッ！！」
サバタ：「何をしていた…」
ジャンゴ：「ゴメン！
太陽光を チャージするのに 時間が かかっちゃってさ！
やッばり 本物の太陽は 違うよ！」
ライマー：「た、太陽光だと…！？」
ジャンゴ：「みんな、行くよ！！」
ライマー：「太陽光を 手にしたといえど、貴様ら ごときに ワタシが 負けるはずがない！！
愚かなる者どもよ、灰燼に 帰すがいい！！
ウオォォォ！！」
ジャンゴ：「いっけーーーーっ！！」
ライマー：「グワァァァッ！！
か、棺桶スーツが…グ、グオォォォッ！！」
スバル：「ロックバスター！！」
ライマー：「ワ、ワタシの スーツが…はがれていく…」
サバタ：「辺境伯ライマー
灰燼に 帰すのは 貴様の 方だったな…」
ライマー：「も、もはや これまでか…
ヌ、ヌオォォォォ！！」
サバタ：「ロックマン、世話をかけたな」
スバル：「ううん…ボクの 法こそ、キミたちに 助けられたよ
それより、もう行っちゃうの？」
サバタ：「あぁ、オレたちには やらねばばらないことが のこっているんでな…」
ジャンゴ：「けど、もうすごし この世界で ゆっくりしたい気もするな
本物の太陽を見るのも 久しぶりだし！」
スバル：「そうだよ、せっかく 知り合えたんだし、もっと ゆっくりしていけば…」
ジャンゴ：「だよね！？
サバタ、ロックマンの 言うとおり…」
サバタ：「ロックマン、機会が あれば また会おう…
行くぞ、ジャンゴ」
ジャンゴ：「おーい、サバタ！ 待ってよ！！」
ジャンゴ：「ロックマン、また どこか出会おう！」
スバル：「うん！！」
ジャンゴ：「それじゃあ！！
いつも心に太陽を！」
スバル：「サバタ、ジャンゴ…また…会えるよね！！」
