？？？：「…スバル
…スバルよ」
スバル：「う、うーん…」
？？？：「お前の 進む先に 大いなる 災いが 訪れるであろう…
お前に 与えられた 未来は ２つ…
災いを 打ち破る力を 手に入れられず、災いの渦に 飲み込まれる 破滅の未来
そして もう１つは 自らの 心を開き、
災いを 打ち破る力を 手に入れ、闇に挑む 戦いの未来…
どちらの 未来を 選ぶかは お前しだいだ…
いつも 見ているぞ…」
スバル：「そ、そんな…どっちの 未来も ボクには…
それに あなたたちは…
う、うーん…」
スバル：「…夢か…
おかしな 夢だったなぁ…
……ロック？ …今日は自棄にしずかだな
ま、いっか…」
（ピンポーン！）
スバル：「誰か 来たみたいだ…
きっと 母さんが 出てくれ…あ！
母さん 今日は パートの日だったんだ
でなきゃ…」
スバル：「ロックー、そろそろ おきなよ…？
…アレ、ロックがいない どこに行っちゃったんだ？
ロックー！ どこ行ったんだよ？
そうだ、ビジライザーを 掛けて…」
スバル：「…どこ行っちゃったんだ？
また ＦＭ星人が襲ってきても しらないぞ…」
（ピンボーン！ ピンポーン！）
スバル：「あ、そうだ… 誰か来てたんだった！
けど、ロックのヤツ、どこに行っちゃったんだろ？」
スバル：「はい…どちら様ですか？」
ヘイジ：「ムゥ、ゼット波の 数値が 異常に 高い…
もう少し ジックリと 調査する 必要あり…」
ヘイジ：「この町 一体 何が起ころうとしているのだ？
今回の事件、必ずや 本官の手で 解決 してみせる！！」
スバル：「ご、強盗… 強盗 だぁ～！！」
ヘイジ：「ア、またやってしまった！！」
ヘイジ：「すまん、ボウヤ！
本官は 職務に 没頭すると、
周りが 見えなくなって しまうのだ！
強盗 じゃないから、安心したまえ！ な？」
スバル：「ご、強盗じゃないんだったら
人のウチに 勝手に上がりこんできて な、何してるんですか…」
ヘイジ：「本官は 五陽田（ごようだ）ヘイジ
ある理由で この町を 調査しているのだ！」
スバル：「本官…って、おじさんは 警察の人？」
ヘイジ：「まぁ、そんなモンだ
分かったら、落ち着きたまえ！な！」
スバル：「…ホントかな…
で、何を 調べてるんですか？」
ヘイジ：「最近、この辺りで起きた トラック暴走事件と、
先日、天地研究所で 発生した
擬似宇宙を 投影する 装置が 暴走した 事件 調べていてね」
スバル：「そ、その事件って、もう 解決したんじゃ…」
ヘイジ：「ウム、その通り ２つの事件は 解決済みだ
しかし、この２つの事件には 共通点が あった
２つの現場からは ゼット波といわれる
特殊な 電磁波が 検知された
この電磁波が 何を 引き起こすものかは 分からないが、
このゼット波の 発生源を 突き止めるのが おじさんの 仕事なのだよ」
スバル：「（ま、まさか ロックたちが 放つ 電磁波のことじゃ）
…も、もし その 発生源が 見つかったら …どうするんですか？」
ヘイジ：「人間に 悪影響を 及ぼすかもしれない 電磁波なのだよ？
もちろん、発生源を 破壊するに 決まっている じゃないか」
ヘイジ：「ＢＡＮ！ ってな」
スバル：「ハ、破壊…」
ヘイジ：「それはそうと、この辺り…いや、
このウチから 強い ゼット波が 感知されたんだが 何か 見に覚えはないかい？」
スバル：「さ、さぁ…？
（こんな人に ロックやＦＭ星人の話をしたら まずいことになりそうだ…）」
ヘイジ：「本官の 調べた所、キミは たしか…
天地研究所の事件の時、現場に いたんだよね？
スバルくん」
スバル：「な、何で ボクの名前を？」
ヘイジ：「ゼット波に 関係しそうな 情報は トランサーに 全部記録してあるのだよ
…で、天地研究所の事件で
キミは大量の ゼット波を 浴びてしまった…
そのせいで、キミの身体から ゼット波が 感知されたのだろう」
スバル：「そ、そうだったんですか…」
ヘイジ：「最近、どこか 身体に 異変は ないかね？」
スバル：「あ、ありません！
（宇宙人と 合体して 変身できるように なりましたなんて いえないよ）」
ヘイジ：「…本当かね？
それじゃあ、怪物を見たことは？」
スバル：「あ、ありません！
（宇宙人が トランサーに 居候してますけど…）」
ヘイジ：「…本当に 本当かね？」
スバル：「ハ、ハイ！」
ヘイジ：「そうかね…
それじゃ、今日の所は 失礼させてもらうよ
調査に ご協力、ありがとう」
スバル：「ど、どういたしまして…」
スバル：「何か ややこしいのが でてきたぞ…
速く ロックを 捜さなきゃ…」
